定時制の特色
単位制を実施しています!
県内の定時制高校は、平成11年度からほとんどの学校で単位制となり、単位不合格の科目があっても留年がありません。卒業予定の年次までに必要な単位数を修得できれば卒業できます。しかし、卒業予定年次までに単位不合格の科目がでて、必要な単位数を修得できなかった場合、4年次終了以後も本校に在籍し、単位修得に取り組まなければなりません。
仕事と学業の両立に励むことができます!
登校時刻は 17:55 であり、出校前に働くことができます。在籍生徒の約3割はアルバイトに従事しています。収入は学費、生活費等にあてることができるでしょう。
3年で卒業することも可能です!
本校は、基本的に4年間で卒業できるようなカリキュラム(教育課程)を組んでいますが、4年次で修得すべき単位を2・3年次に通信制の併修により修得すると、3年間で卒業することができます(定通併修)。通信制はレポートによる自学自習と、スクーリングの2つで構成されていますが、通常の授業と並行して取り組むことになるので、なかなか大変であることを認識しておくべきでしょう。
定通併修について
3年間で卒業するためには
1. 通信制の併修が必要です
本校では、必要な教科の単位数を4年間かけて修得するような計画で授業を展開します。3年間で卒業するためには、4年次の1年間で修得するべき単位数を2・3年次の2年間であらかじめ修得する必要があります。そのために、正規の授業以外に通信制の教科を受講しなければなりません。
2. 通信制教科受講の進め方
【1】 1年間の流れ
前期(1学期~夏季休業) | |
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面接指導(スクーリング)に出席 レポート(課題プリント)を提出・合格 |
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↓ | |
前期試験 | |
↓ | ※前期試験に合格した者のみ後期も受講できる |
後期(2学期~冬季休業) | |
面接指導(スクーリング)に出席 レポート(課題プリント)を提出・合格 |
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↓ | |
後期試験 | |
↓ | 後期試験に合格すると |
受講教科の単位取得! |
【2】 解 説
(1) 面接指導(スクーリング) | |
ア | 本校で実施します。担当するのも本校の教員です。 |
イ | 1回の面接指導時間は50分間です。 |
ウ | 各教科によって、出席する回数が違います。(「3. 実施する教科一覧」を参照) |
エ | 各教科の規定の出席時数を満たさなければ考査を受けることはできません。 |
(2) レポート(課題プリント) | |
ア | 各教科とも、年間に提出するべきレポートの枚数が決まっています。(「3. 実施する教科一覧」を参照) |
イ | 全てのレポートを提出し、かつ合格しなければ、考査を受けることはできません。 |
(3) 試 験 | |
ア | 前期試験、後期試験の2回行われます。 |
イ | 考査を受けることができるのは、次の条件をクリアした者のみです。
・規定回数の面接指導(スクーリング)に出席する
・規定枚数のレポートを提出し、かつ全てに合格する |
ウ | 前期試験に合格した者のみが、後期も受講できます。 ※つまり、前期試験で合格できない場合、今年度はその教科の単位は不合格ということになります。 |
3. 実施する教科一覧(令和4年度入学者)
教 科 | 科 目 | 単位数 | 面 接 | レポート |
---|---|---|---|---|
国語 | 文学国語 | 4 | 4 | 12 |
地理歴史 | 日本史探究 | 4 | 4 | 12 |
数学 | 数学A | 4 | 4 | 12 |
理科 | 地学基礎 | 3 | 12 | 9 |
外国語 | 論理・表現Ⅰ | 4 | 16 | 12 |
家庭 | 保育基礎 | 4 | 8 | 8 |
4. 教科の受講について
2年間で6教科6科目すべて受講することとします。
5. 通信制を併修できる条件
1年次で履修する教科(科目)の単位を全て履修できなければ、2・3年次で通信制の受講はできません。